インナーチャイルドを癒す

なぜインナーチャイルドの癒しが必要なのか?

 

インナーチャイルドとは幼い頃に傷ついたトラウマや過去の経験を抱えている幼い内なる自分の分身であり、置き去りにされてそのままになっている自分の中の古いエネルギーです。

量子力学的観点から見ると、トラウマや過去の傷ついた思い出は実は自分の認識の思い込みによるものであり、凝り固まった古い信念であり、今の自分には何ら影響はない。影響が「ある」と思うからそのような状況を今また作り出してしまうと、そのように考えられています。

ただ、そうは簡単にいうけれど、実際の当人にとってはその頃の記憶や感情が上手く処理できず、エネルギーが分離状態になってしまうがために、極端にいくとパニックになったり、鬱で落ち込んでしまったりということになってしまいます。

ですから、そういった場合その出来事は決して無駄ではなく、今のあなたに繋がるために絶対不可欠だったということ。まずは自分に言い聞かせてあげることが大切です。
たとえあり得ない状況だったとしても、魂の成長には必要だったということ。
そう認識してあげるだけで、自分の心の奥底で閉じてしまった回線が愛のコードでつながり始めます。

けれども「これは過去の思い込みだからこの信念を切り捨てなきゃ」となんとかしようとしてしまうと自分に負荷をかけて逆に傷ついてしまうので、一つ一つのプロセスを踏んでエネルギーの状態をほぐしていくことで、何年も未解決のまま蓋をして閉じ込めていた、インナーチャイルドと対話すること、で心の傷が癒やされてオープンハートな心を取り戻せるのです。

人によってはインナーチャイルド癒しのループから何年も抜け出れずにいて、ずっと癒しの旅を続けている人もいます。けれどもこうなってしまうと、先に進めなくなってしまうので、ちゃんと自分に許可を出してあげることも大切なプロセスです。

これらの心の奥底にあるトラウマやブロック、インナーチャイルドを無視していると、現在の行動や信念に影響を与えてしまう可能性があります。インナーチャイルドを癒すことで、過去のトラウマや制約を解消し、新しい可能性に開かれます。

インナーチャイルドの癒しは、セルフラブの基盤を築く上で大切な部分です。自分自身を愛し、過去の自分に対する理解と受容をすることで、あらゆる状況に対しての認識が変ります。
これにより、セルフラブの力強さが向上し、理想の実現に向けて強力な支えとなりインナーチャイルドの癒しは、理想の実現への道を開くのに不可欠な要素です。過去の制約やブロックから解放され、内なる力と自己愛が高まることで、理想を創造し実現する準備が整います。

1.インナーチャイルドを認識する

過去の経験やトラウマが、現在の感情や行動に影響を与えていることに気づくことが第一歩です。インナーチャイルドの存在を認識し、その子どもの部分に対話することで、癒しのプロセスが始まります。

2.自分を責めない、受け入れる

インナーチャイルドの癒しはまず自分自身を責めず、受け入れることから始まります。過去の選択や経験に対して自分を責めないことで、インナーチャイルドにも優しさを与え、大丈夫だよと声をかけてあげることで癒しの土台を築きます。

3.瞑想と呼吸法

毎日の瞑想や深呼吸を通じて、心と体をリラックスさせましょう。これにより、潜在意識の奥底から湧き上がる感情や記憶の傷を癒やし、問題を紐解き、過去の記憶を修正しやすくなります。

4.インナーチャイルドに話しかける

瞑想やリラックスした状態で、インナーチャイルドに対話するイメージをします。その子どもの部分に対して優しさや理解を示し、安心感を与えることが大切です。

5.インナーチャイルドに手紙を書く

感情や思いを手紙に書く形で表現し、それをインナーチャイルドに向けて読み上げることで、感情の整理や癒しのプロセスが促進されます。

6.許しの実践

過去、自分がされた相手、また自分が何かした相手に対して罪悪感を感じていたり、許せない憎しみがある場合は、自分に対して、そして相手に対して許しのワークを行うことをお勧めします。許しを通じて相手や過去の状況を受け入れることができ、あなたの中の固まったエネルギーが溶けて流れ始めます。許しの力は、インナーチャイルドへの愛と癒しにつながりとても強力に働くでしょう。

7.サポートシステム

また、癒しの旅は一人では難しい場合がありますので、解決できないくらい深いトラウマや傷はオンライン講座を受講してみたり、専門のセラピストなどに相談して時間をかけて解決していくことをお勧めします。